短距離走の自主練習メニュー(短時間版)

短距離走の自主練習メニュー(短時間版)

スポーツに対する内発的な動機づけのレベルがある程度高まった選手(記録を伸ばすために、自らの意思で自主練習を行おうとするレベル)向けの練習メニュー例です。練習時間の目安は20〜30分です。

 

1週間の練習例

スポーツのパフォーマンスはあらゆる身体能力の総合値です。走幅跳やハードルもそもそもの短距離が速くないと良い記録は出ませんし、短距離走も、持久能力が無ければ終盤大きく減速してしまいます。バランスよく、あらゆる身体能力を向上させていくことが大切です。できれば持久運動を含む球技や水泳など、他のスポーツ活動も並行していると望ましいでしょう。特定の競技種目のみの集中的な練習で、局所への負荷が蓄積すると、怪我のリスクが高まります。

  • 短距離練習×週1〜2日(自主練メニュー:短距離
  • 跳躍系、またはハードル練習×週1〜2日(自主練メニュー:走幅跳)(走高跳)(ハードル走
  • その他、持久運動含む他の多様な身体活動×週1〜3日

 

※週のスポーツ練習時間(h)が年齢を越えないように(例:10歳の場合、週10時間以内)。
※食事を抜かず、一日必ず9時間は睡眠時間を確保する。

 

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準備物、あると良い環境

  • 縄跳び
  • マーカー15個(踏み越えやすい目印になるものであればOK。ミニハ―ドルでも可)
  • 車通りの少ない緩い坂道(30m〜60m程度)

 

ドリルトレーニング

Aスキップ10回×2

足部の剛性や、身体の真下付近での接地スキル、上半身の使い方で接地力を増やすスキル等々を改善させる基礎ドリルです。

  • 接地時に両つま先がそろうように(足部のバネが強いこと、身体の真下で地面を捉えられていることの簡便な指標)
  • 上半身の振り込みを鋭く、接地とタイミングを合わせて

 

Bスキップ10回×2

Aスキップの目的に加え、ハムストリングが速く引き伸ばされる中での力発揮、下腿のコントロール力を高める運動です。

  • 接地時に両つま先がそろうように
  • 地面を前でたたくのではなく、真下に引き込む
  • 自転車のペダルを漕ぐように、トゥーアップを意識

 

ステップランジ10回×2

股関節周りの可動性と筋力を高める運動です。身体を立てて、大きくも素早く動いてみましょう。

  • 身体はまっすぐ、脚の付け根から大きく
  • お尻や腿の裏で衝撃を受け止めよう

 

バウンディング10回でどこまでいけるか×2

下肢を中心とした、全身の剛性を高めるトレーニングです。20mを何歩でいけるかを目標にしましょう。

  • 腕と遊脚の振り込みのタイミングを合わせて
  • 徐々に身体を立てて
  • 衝撃はお腹や骨盤で受ける感じ

 

片脚縄跳び(できれば2重跳び)20回×3ずつ

足部の剛性を高める運動です。強い足首がないと、地面に力が伝わらないので、重要な練習です。

  • 踵がべたっと着かないように。足裏の前部分で弾もう
  • 姿勢はまっすぐ

 

駆け足縄跳びダッシュ30m×3〜5

足部の剛性を高めつつ、腿を身体の前で入れ替える動きを身に付ける運動です。この動きで速く前に走れるようになると、普段のフォームもぐっと良くなります。

  • 踵がべたっと着かないように。足裏の前部分で弾もう
  • 姿勢はまっすぐ。腿を空中で入れ替えて

 

スプリントトレーニング(時間が無ければこれを優先!マーカーか坂か、どちらかでもOK

マーカー走(10m助走+マーカー15個)×3〜5

全力で走った中間疾走の時の歩幅で、ミニハードルやマーカーを15個ほど並べて、そこを全力で駆け抜ける練習です。目標物があると姿勢も安定しやすく、膝も高く上がり、上から捉える、腰が乗る接地が促されます。

 

また、最初のマークを越えた瞬間から最後を越える瞬間までのタイムを測れば、速かったかどうか、これまでより速くなっているかどうかが判断しやすいメリットもあります。

 

小学生の高学年でおおよそ150〜160cmくらいの間隔が目安になります。身長やタイプに合わせて調整しながら実施します。狭いと感じたら必ず広くしていきましょう。

 

  • 足を着く瞬間に脚で「4の字」を作るイメージ
  • 身体を立てて
  • タイムを取って、全力を出そう

 

坂道スプリント(上り30m×3〜5本、下り30m×3〜5本)

坂道は、速く走るために必要な股関節周りや膝回り、足首のパワーを高めるのに理想的な環境です。上り坂はスタートダッシュの改善に、下り坂は中間の最大スピードを高めるのに効果的です。急な下り坂は危険なので、緩やかな坂道がある場合のみ実施してください。